月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月5日(火)

列王下9章 イエフの謀反

イエフは手に弓を取り、ヨラムの腕と腕の間を射た。矢は心臓を射貫き、彼は戦車の中に崩れ落ちた。イエフは侍従ビドカルに言った。「彼をイズレエル人ナボトの所有地の畑に運んで投げ捨てよ。」(列王下9:24-25)

 この事件は、アラム軍との戦いで負傷したイスラエルの王ヨラムが、イズレエルの王宮に戻り、床に伏しているときに起きました。イエフが、突然、まるで狂ったように戦車を走らせてやってくることを知らされ、ヨラムも応戦せざるを得ません。そして、彼らは、宮殿のそばのイズレエル人ナボトの所有地で出会うことになります。

 この所有地は、アハブ王家にとって、因縁の場所です(王上21章)。この土地を求めたアハブの懇願を、ナボトは断りました。そこでアハブ王の妻イゼベルが、町の人びとに嘘の供述をさせ、残酷にもナボトを石で打ち殺させて、土地を奪ったのでした。

 この土地で、今度はイエフの矢によってアハブの子であるヨラムが射抜かれます。アハブとその妻イゼベルの犯した罪は、主の怒りをかい、その王家全体を断ち滅ぼす原因となります。

 神は、罪を見過ごすことなく、必ずお裁きになります。神が苦しむ者を見捨てられることは、決してありません。

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