月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月7日(木)

2ペトロ3章 知識と成長の源

それで、愛する人たち、あなたがたはこのことをあらかじめ知っているのですから、不道徳な者たちに唆されて、堅固な足場を失わないように注意しなさい。(2ペトロ3:17)

 この手紙が書き送られた頃、終末が遅れているのは、神にその約束を実現する力が無いからだ、とあざける者たちがいました。また、聖書を曲解して、神の裁きを軽く見る人もいました。そのため、信仰者の中に不安が広がっていたと思われます。

 ペトロは、それに対して、神は実現を遅らせておられるのではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと忍耐しておられるのだ、と語ります(9節)。歴史全体を見渡すことのできる摂理の神は、約束の日が最良のときに到来するように見計らっておられます。

 当時、誕生したばかりの教会は迫害に苦しみ、また、聖書を正しく説き明かさない偽教師たちから誤った教えを受けて、外からも内からも危機にさらされていました。しかし、それは現代も同様です。

 私たちに求められているのは、真実な神の言葉とむなしい偽りの言葉とを見分けることです。そして、御言葉に堅く立ち、神の義が宿る新しい天地を待ち望み、今の時を誠実に生きることです。

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