月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月23日(土)

使徒8章 聖書から説きおこす

そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの個所から説きおこして、イエスについて福音を告げ知らせた。(使徒8:35)

 預言者イザヤの書を朗読していたエチオピア人の宦官は、手引きしてくれる人を求めていました。読んでいることが分からなかったからです。確かに聖書を一人で読めるというのは素晴らしいことです。けれども、活字として読めることと、記されていることが分かるということは、同じではありません。そこで重要になるのが、「説きおこし」です。

 これは聖書を自分勝手に解釈することによる誤りを防ぎ、聖霊に導かれて神からの言葉をいただくために必要なことです。これが主の御前での礼拝における「聖書のこの個所から」の説教です。この説教は「イエスについて福音を告げ知らせ」るためになされるものです。だからこそ、それが用いられて洗礼へと至ります。

 聖書が真に朗読され、説教されるとき、イエス・キリストの福音が、わたしのための福音だ、とわかり、福音とわたしとが結びつきます。明日の礼拝のため、説教者がそのように福音を語れるように祈りましょう。

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