月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年7月30日(土)

使徒11章 神の恵みが与えられた有様

バルナバはそこに到着すると、神の恵みが与えられた有様を見て喜び、そして、固い決意をもって主から離れることのないようにと、皆に勧めた。(使徒11:23)

 使徒言行録は、主ご自身が道を開いてくださり、福音が異邦人にも広がることになったことを伝えています。そのために、主イエスが話しておられたアラム語という一地方にしか通じないものではなく、広く世界で通用するギリシア語によって福音が広まることになりました。

 ギリシア語による伝道の端緒が開かれたのは、アンティオキアという都市においてです。「ギリシア語を話す人々にも語りかけ」(20節)、その結果、「信じて主に立ち帰った者の数は多かった」(21節)と報告されています。このことがエルサレム教会に伝えられ、バルナバが派遣されました。

 彼は、「神の恵みが与えられた」とこの事実を評価しました。言語を超える伝道が進展したのは、まさに神の恵みです。そして、「固い決意をもって主から離れることのないように」と勧めました。

 こちら側の功績によるのではなく、一方的に与えられたものだからこそ、しっかりとはぐくんでいく必要があります。

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