月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年9月30日(金)

ガラテヤ6章 正しい道に立ち帰る

兄弟たち、万一だれかが不注意にも何かの罪に陥ったなら、”霊” に導かれて生きているあなたがたは、そういう人を柔和な心で正しい道に立ち帰らせなさい。あなた自身も誘惑されないように、自分に気をつけなさい。(ガラテヤ6:1)

 パウロは1節から10節までに、より具体的な勧めを語っています。その根底にあることは、隣人に対して善を行うということです。その際に、まずは自分自身のことをよく見つめなさいと言います。

 ここでは罪に陥った兄弟に対してどのように対処すべきかが教えられています。大切なのは、一方的に攻め立てるのではなく、「柔和な心で」接するということです。その姿勢が相手の心を開き、「正しい道に立ち帰」る道を歩むことになるのです。これは「万一だれかが」と言われますが、架空の話ではありません。すべての信仰者が肝に銘じておくべき事柄です。

 ”霊”に導かれている信仰者であっても誘惑を受けます。そして内に抱える罪と弱さゆえに、誰もが自分の力ではそれに打ち勝つことはできません。他人に助言しながら、自らが同じ罪を克服できずにいることは起こり得ることです。だからこそ「我らを試みにあわせず悪より救い出したまえ」と主に祈りつつ、正しい道を歩もうと柔和な心でお互いに励まし合います。

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