月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年10月19日(水)

申命記3章 民の代表として

「ピスガの頂上に登り、東西南北を見渡すのだ。お前はこのヨルダン川を渡って行けないのだから、自分の目でよく見ておくがよい。ヨシュアを任務に就け、彼を力づけ、励ましなさい。彼はこの民の先頭に立って、お前が今見ている土地を、彼らに受け継がせるであろう。」(申命記3:27-28)

 約束の地に向かっているイスラエルの民は、バシャンの王オグに勝利し、ついにヨルダン川の東側を征服します。そこで最初の土地の割り当てがなされます。そこは、ルベン族とガド族とマナセの半部族のものとなります。これはまた、カナン地方全体を所有することができるスタートであり、また象徴となりました。

 ただ、この後は指導者がモーセからヨシュアに変わります。本当はモーセもヨルダン川を渡り、カナンの地に入りたかったのです。そのため、神に祈りました。けれども、神はそれを許しませんでした。その理由を、ここでは、主が「あなたたちのゆえにわたしに向かって憤り、祈りを聞こうとされなかった」(26節)からだと言われます。いわば民の罪を担ったということでしょう。民の側は赦されて、ヨルダン川を渡っていくことになります。

 代表者が罰を受け、神の民たちは神の約束にあずかるのです。主イエスも神の民の罰を受け、民たちは神の約束にあずかるのです。

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