月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年11月2日(水)

申命記9章 ただ、神の憐れみによって

あなたの神、主があなたの前から彼らを追い出されるとき、あなたは、「わたしが正しいので、主はわたしを導いてこの土地を得させてくださった」と思ってはならない。この国々の民が神に逆らうから、主があなたの前から彼らを追い払われるのである。(申命記9:4)

 イスラエルの民は、ヨルダン川を渡り、カナンの地を征服していきます。そのカナンの地には、好戦的で、強いアナク人がいます。普通なら、イスラエルはとても勝てそうにありません。しかし、神が焼き尽くす火となって、イスラエルに先だって渡り、アナク人に対する勝利をもたらせてくださいます。なぜなら、アナク人は神に逆らう民だったからです。

 では反対にイスラエルの民は、神に従う正しい民だったのでしょうか。神は言われます。「あなたは、『わたしが正しいので、主はわたしを導いてこの土地を得させてくださった』と思ってはならない。」イスラエルも、かたくなな民でした。7節以降、過去のさまざまな罪を書き連ねて、自らの姿を民に思い起こさせています。イスラエルが神の民とされたのは、罪人を憐れむ神の一方的な恵みなのです。

 素直に顧みれば、私たちにもさまざまな罪があります。それでも神は憐れんで一方的に恵みをくださいます。ただ、へりくだって、感謝し、賛美するばかりです。

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