月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年2月29日(水)

ナホム2章 神の使者に聞け

破壊と荒廃と滅亡が臨み
心は挫け、膝は震え
すべての人の腰はわななき
すべての人の顔はおののきを示した。(ナホム2:11)

 アッシリアの首都ニネベは、人の目には栄華を極めているように映っていましたが、神の前には滅亡を宣告された町でした。アッシリアに「襲いかかる敵」、バビロンとメディアによって、ニネベの町は一変します。その情景は、文字通り「破壊と荒廃と滅亡」です。略奪と破壊が容赦なく行われ、その富と財宝は決壊した池の水のように失われます。人びとは、恐怖におびえ顔色を失い、腰はわななき、立っていることもできません。

 百獣の王である獅子のごとく近隣諸国を餌食にし、威勢を誇っていたアッシリアは、やがてその姿を消すことになります。かつては、ヒゼキヤ王の時代に、アッシリア王の使者が民を罵り「主も救い得ない」と豪語したこともあります。しかし、神を畏れない国と民は決して長続きはしません。

 「使者たちの声はもう聞かれない」(14節)、とナホムは明言します。不信仰な人の言葉に惑わされず、王キリストとその使者に常に耳を澄まして聞き、謙遜に生きる者でありたいものです。

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