月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年4月11日(水)

マタイ22章 生きている者の神

「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。…死者の復活については、神があなたたちに言われた言葉を読んだことがないのか。『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」(マタイ22:29-32)

 サドカイ派の人びとは、「復活はない」と言っていました。聖書がそのような不合理な事を教えているはずはないというのが、彼らの確信でした。

 しかし、主イエスはこう言われました。「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。」神を信じて死んだ人が、それで終わってしまうと考えることは、聖書を知らない人の言うことです。神は、「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」です。アブラハムは、確かに死んで葬られましたが、今なお神に対して生きています。そうでなければ、神がご自身を「アブラハムの神」としてお示しになることはありません。「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神」です。神がこのようにご自身を示されたことが、死者の復活を教えているのです。

 死者を復活させてくださる神に望みをかけられるところに信仰者の慰めがあります。死がすべての終わりなのではなく、復活の希望に生きるところに神は共におられるのです。

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