月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年4月24日(火)

エレミヤ13章 神の嘆き

あなたたちが聞かなければ
わたしの魂は隠れた所でその傲慢に泣く。
涙が溢れ、わたしの目は涙を流す。
主の群れが捕えられて行くからだ。(エレミヤ13:17)

 神は、イスラエルの民を麻の帯に例えて、エレミヤに預言させます。エレミヤがそのとおりに行うと、麻の帯は腐りました。本来神によって選ばれ、神の腰にしっかりと結びついていなければならないイスラエルの民が、傲慢になり、他の神と結びついて、ついには腐ってしまうということです。このイスラエルの民について、主なる神は、17節のように嘆かれました。

 ご自分から離れていくイスラエルの民を、神はどうしても裁かずにはおれません。今は神の怒りをそのようにして表さざるを得ないのです。しかし神は、本当はその傲慢を怒るというよりも、悲しく泣きたいのです。しかしそれをあらわに示すことができない。このような神の複雑な心境が「隠れた所でその傲慢に泣く」という言葉に、よく表れています。

 私たちが神を忘れ、傲慢になっている時に、神がどれほど嘆いておられるかを心に刻みたいと思います。神の思いを無駄にすることなく、神に立ち帰りましょう。

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