月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年4月26日(木)

ヘブライ3章 今日という日のうちに

あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし合いなさい。(ヘブライ3:13)

 エジプトの奴隷の家から解放されたイスラエルの民は、その後40年間、荒れ野の旅を経験しました。確かにそこは、荒れた地でした。気候は厳しく、明日の食物の保証もない土地でした。しかし、荒れ野は、神が日々、鮮やかな恵みを与えてくださった場所でもありました。「今日、生きること」の積み重ねによって人びとは荒れ野を歩みました。神は毎日、助けてくださったのです。

 ともすれば神の言葉を聞く生活に慣れが生じるとき、私たちは恵みに鈍くなりがちです。まるで神の憐れみが無くてもやっていけるかのように錯覚してしまうのです。そこに誘惑するものが付け入ってきます。

 そこで誘惑に負けないよう、「日々励まし合いなさい」と奨められます。誘惑が多いからこそ、祈り合い、励まし合って日毎に新しくいただく御言葉にしっかりと応え、主への感謝と悔い改めを告白していきましょう。

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