月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年5月6日(日)

詩編126編 涙と共に種を蒔く人

涙と共に種を蒔く人は
喜びの歌と共に刈り入れる。
種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は
束ねた穂を背負い
喜びの歌をうたいながら帰ってくる。(詩編126:5-6)

 「主がシオンの捕われ人を連れ帰られると聞いて、わたしたちは夢を見ている人のようになった」と始まるこの詩編は、「バビロンの流れのほとりに座り、シオンを思って、わたしたちは泣いた」という詩編137編と対をなしているように響いています。捕囚の厳しい現実の中で詩人は、望みの歌を歌います。「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる」と。

 私たちの人生には大きく二つの時があります。一つは、種を蒔く時です。もう一つは、刈り入れをする時です。私たちの人生のほとんどの時、もしかするとそのすべての時は、苦労して涙を流しながら種を蒔くことに費やされるかもしれません。しかし、聖書はそのような私たちに「刈り入れの時、喜びの時が必ず来る」と語ります。

 ですから、今が、どんなに苦しく、悲しくても、望みを失うことはありません。キリストにあって頭を上げましょう。そして、今日も望みを抱いて、種を蒔き続けましょう。

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