月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年6月10日(日)

詩編130編 深い淵の底から

主よ、あなたが罪をすべて心に留められるなら
主よ、誰が耐ええましょう。
しかし、赦しはあなたのもとにあり
人はあなたを畏れ敬うのです。(詩編130:3-4)

 この都に上る歌は、嘆き祈る声から始まります。嘆きの原因は、129編のような外敵ではなく、自分の中にあるさまざまな罪です。

 私たちも罪ある者ですから、次のように告白しましょう。わたしの罪をすべて知っておられる主から責められるなら、わたしは耐えられません。それでもわたしは主に向き合うことをやめません。罪の赦しは、主のみにあるからです。ですから、「わたしの魂は主に望みをおき、御言葉を待ち望みます」(5節)と、礼拝に向かいます。

 信仰の生涯を重ねていけば、罪も重なっていきます。また、罪だと気付かなかった過去の思いと言葉と行いにも罪意識が増していきます。そして、罪深さを意識すればするほど神を意識します。

 このようなわたしのために、神はあらかじめ救い主を用意してくださっていました。ですから、その神に、わたしは暗闇の深淵の底から罪を告白したい。わたしの悲痛な魂は、「見張りが朝を待つにもまして」(6節)、神の都に上る礼拝が待ち遠しいのです。

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