月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年6月26日(火)

エレミヤ21章 命の道と死の道

「あなたはこの民に向かって言うがよい。主はこう言われる。見よ、わたしはお前たちの前に命の道と死の道を置く。この都にとどまる者は、戦いと飢饉と疫病によって死ぬ。この都を出て包囲しているカルディア人に、降伏するものは生き残り、命だけは助かる。」(エレミヤ21:8-9)

 南ユダ王国の最後の王ゼデキヤの治世の末期、エルサレムがバビロン軍に包囲されていた時のことです。王のもとからエレミヤのところに使いがやって来て、「バビロン軍が撤退するように祈って欲しい」と頼みました。この王の行動は、心からの悔い改めから出たものではなく、自分の権力と身の安全を考えてのことでした。

 それに対して神は、南ユダ王国に対する厳しい審きを宣告されたのです。しかし、同時に神はこうも言われました。「見よ、わたしはお前たちの前に命の道と死の道を置く」と。もう今となってはエルサレムの破滅は避けられません。ですから、意地を張って町にとどまるならば、死ぬほかはないのです。けれども、自分たちの過ちに気付き、プライドを捨ててバビロンに投降するならば、生きる、と言うのです。

 私たちの前にも、命の道と死の道が置かれています。プライドを捨て、自分の力に頼ることをやめて、キリストを受け入れるならば、永遠の命が与えられます。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.