月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年7月4日(水)

エレミヤ25章 七十年間の捕囚

この地は全く廃虚となり、人の驚くところとなる。これらの民はバビロンの王に七十年の間仕える。七十年が終わると、わたしは、バビロンの王とその民、またカルデア人の地をその罪のゆえに罰する、と主は言われる。そして、そこをとこしえに荒れ地とする。(エレミヤ25:11-12)

 南ユダ王国が七十年間、バビロンの捕囚に苦しむという預言が記されています。なぜ神は、ご自分の民を七十年間もバビロンの言いなりにさせておかれたのでしょうか。それは、彼らが神のご命令に聞き従わず、他の神々に従い、仕え、ひれ伏したからです(6〜11節)。つまり、外国の神々に仕えたので、その罰として外国に隷属させた、ということでしょう。

 この隷属は、永遠に続くわけではありません。神は「七十年が終わると、バビロンの王とその民、またカルデア人の地をその罪のゆえに罰する」と約束なさいました。七十年間の捕囚は確かに厳しい懲らしめの期間でした。けれども、憐れみ深い神は、懲らしめの後に、確かな希望を用意しておられたのです。神は、ご自分の民を愛するがゆえに、時に厳しい懲らしめを与えられることがあります。

 私たちも、神以外の何かを神として拝み、仕えるならば、やがてそれらに隷属させられることになります。しかし、神に立ち帰る希望は閉ざされることはありません。

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