月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年8月8日(水)

エレミヤ52章 神の慈愛と峻厳

ユダの王ヨヤキンが捕囚となって37 年目の12月25日に、バビロンの王エビル・メロダクは、その即位の年にユダの王ヨヤキンに情けをかけ、彼を出獄させた。バビロンの王は彼を手厚くもてなし、バビロンで共にいた王たちの中で彼に最も高い位を与えた。(エレミヤ52:31-32)

 37年!何という長い苦しみの年月でしょう。捕囚のユダヤ人の代表ヨヤキンは獄屋から解放され、高い位を与えられました。捕囚の民にようやく春が来たのです。

 この事件で私たちが思い出すのはヨセフ物語です。ヨセフは13年間の牢獄生活の中でその信仰が精錬されていき、エジプトの総理大臣となりイスラエルを飢餓から救いました。

 また、神は、イスラエル民族を40年間、荒れ野を放浪させ、エジプトでの奴隷生活で身に付けた民の卑屈な根性をたたき直されました。これはカナンの地に入るための準備期間でした。

 旧約聖書は数々の「試練の時」の実例を記しています。神に逆らう者、傲慢な者、偶像礼拝者には呵責なき神の懲らしめが与えられます。しかし悔い改める者には神の憐れみがあります。「神の慈愛と峻厳とを見よ。神の峻厳は倒れた者たちに向けられ、神の慈愛は、もしあなたがその慈愛にとどまっているなら、あなたに向けられる(ロマ11章22節、口語訳)。

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