月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年9月2日(日)

詩編142編 悩みの日にも、主に声をあげよう

声をあげ、主に向かって叫び
声をあげ、主に向かって憐れみを求めよう。
御前にわたしの悩みを注ぎ出し
御前に苦しみを訴えよう。(詩編142:2-3)

 ダビデは、サウル王からの難を逃れて洞窟に入りました。そこには、困窮している者、負債のある者、不満を持つ者が集まっていました。ダビデは一人で洞窟にいたのではなく、多くの仲間と一緒でした(サム上22章)。しかし、ダビデの思いは、「右に立ってくれる友もなく、逃れ場は失われ、命を助けようとしてくれる人もありません」(5節)という、悲観的なものです。たくさんの仲間が側にいても孤独のままです。それゆえにダビデは、「声をあげ、主に向かって叫び」、神の名を呼んで祈ります。

 ただここで、わたしは、エッファタ(開け)と語り、耳が聞こえず、口のきけない人を癒やされた主を思い起こしました。そのとき、主は深い溜息を吐き、彼の悲しみを担ってくださいました(マコ7章34節)。主イエスは、声なき孤独の中にも入ってきてくださり、わたしのために嘆き、天へと叫ぶ口を開いてくださいます。主の苦悩と嘆息が、わたしのためであったことを覚え、声を与えられた者として、主に叫び声をあげます。

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