月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年9月11日(火)

エステル1章 隠れたところにおられる神

クセルクセスの時代のことである。このクセルクセスは、インドからクシュに至るまで127州の支配者であった。(エステル1:1)

 今日から「エステル記」を読みましょう。ところで、この書物の大きな特徴は、神の御名が一つも出ておらず、神が隠れておられるかのように思えることです。しかし、この書物も、神こそが全世界の真の支配者で、歴史を導かれるお方であることを証言しています。

 時はペルシア帝国の王クセルクセスの時代。彼は自分の栄光を示すために要塞の町スサで盛大な酒宴を催しました。スサの住民を招いての酒宴の時のことです。悪酔いした王は、冠を着けた王妃ワシュティを皆の前に召し出そうとしました。ところが、彼女は、この命令を拒絶してしまいます。激怒した王は、側近の助言により、王妃の位を別の女性に与えるとの勅令を帝国中に発したのでした。

 この事件は、神とは全く無関係のように思えます。しかし、国家の問題が、神の民の命にかかわる問題になったとき、神はご自分の民の救いのために、御手をもって、万事が益となるように導かれます。私たちの救いのために働いてくださるのです。

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