月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年10月16日(火)

歴代下8-9章 ソロモンの富と知恵

「わたしは、ここに来て、自分の目で見るまでは、人の言うことを信じてはいませんでした。しかし…あなたはうわさに聞いていたことをはるかに超えておられます。…主はたたえられますように。」(歴代下9:6-8)

 主の御旨を果たすために知恵を求めたソロモンは、富や軍事力や名声をも与えられ、王国の繁栄は頂点に達します。20年に亘る神殿と王宮の建設事業に続いて、王は国内の諸都市の城砦化に着手し、国防の増強に努めました。

 対外的には、ファラオの娘を妻に迎えたソロモンは大国エジプトとの関係を密にし、諸外国との交易を盛んに行いました。国内にも大きな労働力になる在留異邦人が居住し、多様な民族が入り交じる国際国家の風格をなしていました。

 「シェバの女王」が、ソロモンの知恵と名声を聞きつけてエルサレムを訪問し、その目にするもの全てが光り輝くのを見て、イスラエルの神をほめたたえました。イスラエル史上、最良の瞬間でした。

 物質的な祝福は、神殿礼拝が維持され、神との契約関係が保たれるという霊的祝福があってこそ享受できるものです。知恵だけでなく富をも受けたソロモンの晩年と死後には、悲しい結末がイスラエルを覆います。何が本当の祝福であるかを常に見極めましょう。

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