月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年10月18日(木)

黙示録1章 流刑の地で

わたしは、あなたがたの兄弟であり、共にイエスと結ばれて、その苦難、支配、忍耐にあずかっているヨハネである。わたしは、神の言葉とイエスの証しのゆえに、パトモスと呼ばれる島にいた。ある主の日のこと、わたしは“霊”に満たされていたが、後ろの方でラッパのように響く大声を聞いた。(黙示録1:9-10)

 使徒ヨハネは今、パトモスという島にいます。南北16キロ、東西9キロという細長い、岩肌が露出して耕作に適さない島です。ローマ帝国の時代、ここは犯罪人の流刑地とされていました。

 なぜ、ヨハネがパトモスにいたのでしょう。「神の言葉とイエスの証しのゆえに」(9節)です。国が教会を弾圧するときの一つの方法は、有力な指導者を群れから引き離すことです。伝道者が神の言葉を語る。これこそ、いつの時代の国や政府でも手を焼くことで、そのために為政者たちは、伝道者が神の言葉を語ることができないようにしてしまうのです。

 「ある主の日のこと」、ヨハネは流刑地で主の日を守っていました。一人であったか、数人であったかは分かりません。主日礼拝を守ることこそ、キリスト者の生命線です。神の言葉を聞き続けるのです。ヨハネは、「ラッパのように響く大声を聞」きました。神が大きな声で叫んでおられます。神の大きな叫び声を聞き取ることこそ、礼拝者の務めです。

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