月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月9日(金)

黙示録8章 祭壇と聖徒の祈り

小羊が第七の封印を開いたとき、天は半時間ほど沈黙に包まれた。…七人の天使が神の御前に立って…七つのラッパが与えられた。また、別の天使が来て、手に金の香炉を持って祭壇のそばに立つと、この天使に多くの香が渡された。すべての聖なる者たちの祈りに添えて、玉座の前にある金の祭壇に献げるためである。香の煙は、…聖なる者たちの祈りと共に神の御前へ立ち上った。(黙示録8:1-4)

 小羊が最後の第七の封印を開きました。かたずを飲む一瞬です。「天は半時間ほど沈黙に包まれた」とあります。すでに七人の天使がラッパを吹く用意をして立っています。次々にラッパが吹かれ、人間の罪の営みに対する神の裁きが描かれていきます。聖徒たちの正義の回復と裁きの祈り(6章10節)は、神に届いています。

 6章の祈りに加え、半時間という短い中で聖徒の祈りが神の御前で献げられます。「天使に多くの香が渡され」ます。香は、聖徒の祈りに添えて、玉座の前にある金の祭壇に献げるものです。祈りは信徒が献げる最高の献げ物で、香の煙が立ち上るように、神のみもとに届けられます。打ち砕かれ、悔いる心こそ祈りの心です。

 天での半時間は、神の裁きの執行猶予のときであり、地では福音宣教の期間と言っていいでしょう。このとき、私たちは、正義の回復を祈り、神の裁きを畏れ、執り成しの祈りを献げます。神は、罪人の悔い改めを最後まで待っておられます。神は、祈りを聴いてくださるお方です。

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