月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月15日(木)

黙示録10章 繰り返し福音を語る

すると…こう言った。「さあ行って、海と地の上に立っている天使の手にある、開かれた巻物を受け取れ。」…天使はわたしに言った。「受け取って、食べてしまえ。それは、あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い。」…声が聞こえた。「あなたは、多くの民族、国民、言葉の違う民、また、王たちについて、再び預言しなければならない。」(黙示録10:8-11)

 10章に登場する「力強い天使」は、キリストに酷似しています。この方は、手に「開いた小さな巻物」を持っています。

 天からの声が、ヨハネに語りかけます。「天使の手にある、開かれた巻き物を受け取れ」と。ヨハネが行って受け取ると、天使は「食べてしまえ」と命じます。「開かれた小さな巻物」こそ、神の言葉である聖書「福音の言葉」です。

 「食べてしまえ」とは、「食べ尽くしてしまえ」、「むさぼり食べよ」という意味です。完全に自分のものとして消化することを求められたのです。それは甘さと共に苦さを持っていました。罪の赦しの恵みを思うと甘く感じられますが、悔い改めない者に臨む裁きを思うと苦く感じられます。祝福の言葉であると共に警告の言葉として、ヨハネは福音を告げねばなりません。これが、福音宣教者の務めです。

 「再び預言しなければならない」ともあります。福音宣教は、一通り語ったら、それで済むものではありません。教会は、繰り返し福音を語ることが求められています。

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