月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月4日(火)

アモス4章 神と出会う備えを

しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと
主は言われる。
それゆえ、イスラエルよ
わたしはお前にこのようにする。
わたしがこのことを行うゆえに
イスラエルよ
お前は自分の神と出会う備えをせよ。(アモス4:11-12)

 アモスはギルガルもしくはベテルに立ち去りました。サマリアの貴婦人たちをブランド牛「バシャンの雌牛」と呼んだことが理由だったのかも知れません。

 どちらも古い聖所がある町で、そこで行われる宗教儀式に参与しようとする拝礼者、巡礼者が多くいる場所でした。彼らはイスラエルの古い伝統を守ることで、神の民としての幸いを強く覚えたいと願う人たちでした。

 アモスが告げている言葉は、聖所の祭司たちが語る式文をもじったもので、本来ならば祝福の宣言であるものを、不信仰を断じる言葉にしたものです。人びとはそれらの言葉を聞いて反省し、神に立ち帰るべきなのに、自分の満足だけを求め、神の声を聞き分けませんでした。

 それでもなお、主は預言者に語らせ続けます。「自分の神と出会う備えをせよ」と。なぜなら、この出会いは有罪判決を聞くためではなく、祝福をいただくためのものだからです。この出会いのために、神は「聞け」と迫られます。

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