月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月15日(土)

マタイ1章 ヨセフのクリスマス

母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。」(マタイ1:18-20)

 マリアと婚約したヨセフは、マリアが身ごもっていることを知って戸惑いました。ヨセフは、その子が自分の子ではないということを知っていたからです。ヨセフは正しい人でしたから、このような場合、律法に従って石打ちの刑にしなければならないことを知っていました。しかしマリアを愛するヨセフはマリアを辱めたくありませんでした。律法と愛の間に引き裂かれてヨセフは葛藤したと思います。ヨセフの選んだ道は、密かに離婚することでした。

 離婚しても問題の根本的な解決にはならず苦渋の選択です。しかしこのヨセフに、夢の中で天使が現れ、マリアの胎の子は聖霊によるのであり、その子は自分の民を罪から救うメシアであることを知らされました。それで、ヨセフはマリアを妻として迎え入れました。

 ヨセフなくしてマリアはありません。マリアの担った重い使命を思うとき、ヨセフの愛はどれだけマリアの支えになったでしょうか。ヨセフは、マリアを支えることによって、神に仕えました。

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