月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月23日(日)

マタイ2章 異邦人たちのクリスマス

イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」(マタイ2:1-2)

 主イエスがお生まれになったとき、占星術の学者たちが東の方からやって来て、ひれ伏して主イエスを拝みました。彼らはユダヤ人ではなく、異邦人でした。

 東の方というのは、チグリス・ユーフラテスの河が流れるメソポタミア地方であると考えられています。メソポタミア地方は、アッシリア、バビロン、ペルシアという大国が興亡を繰り返したところです。アッシリアは北イスラエル王国を滅ぼし、バビロンは南ユダ王国を滅ぼし、ユダヤ人たちを自分の国に捕え移しました。ペルシアは、その捕え移されたユダヤ人たちを祖国に帰した国です。

 このような歴史的な背景があるところにいた占星術の学者たちは、ユダヤ教の知識を持っていたに違いありません。ユダヤ人の王として生まれた方が、神が遣わされた全世界の救い主であり、すべての人びとが礼拝すべき王である、ということを知っていたのです。

 異邦人である彼らに与えられた神の恵みが、今日、私たちにも与えられています。

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