月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年12月24日(月)

ルカ2章(4) 老人たちのクリスマス

シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。
「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」(ルカ2:28-30)

 主イエスが生まれて40日目のことです。ヨセフとマリアは主イエスを抱いて、エルサレムの神殿に上りました。

 この神殿でシメオンとアンナという二人の老人が、主イエスを迎えました。主イエスがお生まれになったとき、老人たちが主イエスのもとに呼び集められています。二人は、神が救い主イエスを遣わしてくださるという約束を信じて、一生を生きてきた人たちでした。そして人生の晩年に、神の約束どおり主イエスにお会いすることができたのです。

 年齢を重ね、苦労を乗り越えてきたシメオンとアンナの口を通して、主イエス誕生の喜びが語られています。約束を果たしてくださる神が共にいてくださるという喜びの言葉です。聖書物語において、クリスマスを喜ぶ者たちの中心に、人生を懸けて語る老人がいます。

 私たちは、彼らの喜びに導かれて、クリスマスを祝います。そのようにして年を重ねる人生の最後も、安らかです。この目で主の救いを見ているからです。

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