月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年1月9日(水)

創世記6章 神の憐れみとノアの選び

主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。…しかし、ノアは主の好意を得た。(創世記6:5-8)

 この地上には、多くの争いや暴力、貧困や差別が満ちています。人間の罪が、この地上にこのような悪と不法を生み出しています。ノアの時代、そのような不法が地に満ちていましたが、神はそれを放置なさいませんでした。神は洪水を通して不法を裁き、正義を示すことを決意なさいました。

 しかし、神の決意の裏には何よりも神の深い憐れみがあることを忘れてはなりません。神は罪のために歪み、傷ついたこの世界を見て心を痛め、苦悩されました。そして、その憐れみのゆえに、人間に救いの道を備えてくださいました。

 神は恵みによって、「神に従う無垢な人であった」(9節)ノアとその家族をお選びになりました。そして、ノアに箱舟を造るよう命じ、箱舟を通して人類に救いの道を示されたのです。

 私たちも主イエス・キリストの愛によって、今、神の選びの中にあります。救いのご計画に感謝し、また、悪と不正に対する神の苦悩を知る者として、どのような時代の中でも神に従う者として歩みます。

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