月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年2月23日(土)

マタイ21章 たちまち枯れたいちじくの木

いちじくの木はたちまち枯れてしまった。弟子たちはこれを見て驚き、「なぜ、たちまち枯れてしまったのですか」と言った。(マタイ21:19-20)

 マルコ11章では、時はまだ実を結ぶ季節ではなかったとありますので、主イエスがいちじくの木になさったことは理不尽とも言えるものです。しかしこれは明らかに教えのために行われた「演じられた預言」です。

 葉ばかりで実を結ぶことがない木は、形骸化した当時のユダヤ教の姿そのものでした。それゆえに神の裁きは免れ得ないものとなっていたのです。もし神の慈愛と忍耐を軽んじ、イエスを拒み続けるなら、だれも、神の裁きと呪いを免れ得ません。

 たちまち枯れた木を見て驚いた弟子たちに、主イエスは改めて信仰を説き教えられました。見せかけだけの信仰と実践ではいけません。神に対する心からの畏れと信頼がなければなりません。「山に向かい…海に飛び込め」(21節)とは誇張した言い方ですが、神は「全能の神」です。神に不可能なことは何ひとつありません。

 その御子キリストに結ばれて、私たちはすでに神の子とされています。ですから、天の父なる神に、何事も御心にそって祈り願います。

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