月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年6月16日(日)

詩編21編 決して揺らぐことのない王

御救いによって王の栄光は大いなるものになる。
あなたは彼に栄えと輝きを賜る。…
王は主に依り頼む。
いと高き神の慈しみに支えられ
決して揺らぐことがない。(詩編21:6,8)

 主はイスラエルに王をお立てになりました。そして二代目の王ダビデは、神の民が待ちのぞむべきメシアを映し出すモデルのような存在にもなりました。

 ダビデ王からソロモン王に続く時代、王は神による栄えと輝きを保っていました。しかしやがて王国は、ソロモン王時代の途中から早くも王の罪によって陰りを見せ始め、やがて分裂へと至ります。

 王が神の慈しみに支えられて決して揺るがない、と心から歌えたのは僅かな間だけでした。この21編8節の言葉はどうなってしまったのだろうか、と思う人もいたことでしょう。

 しかしイスラエルは、その王座が決して揺るがない王を待望し続けてきたのでした。この詩も、やがて来たるべき永遠の王であるメシア、つまり、主イエス・キリストの必要性と到来を示す預言の一つとなりました。

 罪深く頼りない王ではなく、決して消えない栄光を身にまとう真の王が、既に私たちの王となってくださいました。この真の王に仕える私たちは、実に幸いです。

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