青春の日々を過ごす間に真の神に出会うなら、苦渋に満ちた人生を耐え抜く知恵が与えられます。その知恵の核心を賢者は「神を畏れ、その戒めを守」ることとまとめます。「神を畏れる」とは、創造主であり審判者である神を生きた方として知ることです。本当に知るならば、畏れと服従はその人の生き様に現れます。「戒めを守る」とは、神の言葉に聴き従うことです。旧約のイスラエルにとってはモーセの律法が与えられましたが、神は新約をも含めた聖書の全体を教会に与えておられます。主イエスは「神を愛し、人を愛する」ことこそ戒めの中心であることを弟子たちに教え、ご生涯を通じてその道をお示しになりました。「神を畏れ、その戒めを守れ。」
これこそ、人間のすべて。(コヘレト12:13)