月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年7月12日(金)

ヨハネ6章 主イエスへと心定めて

シモン・ペトロが答えた。「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。あなたこそ神の聖者であると、わたしたちは信じ、また知っています。」(ヨハネ6:68-69)

 イエスという命のパン。それを食べてこそ、人は真実に生きられます。ヨハネ福音書6章は、この重大な使信を、主イエス自身の説教として懇切に伝えています。ところが、説教は思わぬ(むしろ予想通りの)反応を生みました。多くの弟子が躓き、イエスを離れ去ってしまうのです。

 「あなたがたも離れて行きたいか」(67節)。主イエスのこの問いは痛切です。厳しい問いかけは、信仰に生きる私たちの心に、時おり警鐘のラッパのように響きわたります。主イエスの側に踏みとどまり、生涯の力を傾けた告白を続けようとしているか。誠実で謙虚な反省と悔い改めへの招きがここに込められています。

 「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか」(68節)。ペトロのこの答えには、哀切な響きがこもります。主イエスを離れて、命の言葉を聞くことはできないのです。ペトロは主のそばで、神の命と真実を実体験してきました。ほかに身を寄せる場所などあるはずがない。この告白に私たちも留まりましょう。

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