月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年8月3日(土)

ヨハネ14章 イエス・キリストの平和

「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。」(ヨハネ14:27)

 主イエスは世を去る時が近づいたことを思い、弟子たちに大切なことを次々と語られました。しかし、彼らにはよく理解できず、不安が増すばかりでした。このような彼らに、主は、わたしのシャローム(平和・平安)を与えると言われました。

 主はどのような平和を与えてくださるのでしょうか。第一に、ご自分よりも偉大な父なる神に全面的に信頼することによる絶対的平和です(28節)。第二に、世の支配者サタンへの勝利から来る良心的平和です(30節)。主イエスには罪も汚れも全くないため、サタンは何一つ主イエスを神に訴えることができません。第三は、主イエスが天の父を愛し、父の御心のとおり、人類の贖いのための死を進んで引き受けるところから来る死を超えた平和です(31節)。

 神に背く世で生きることは容易ではありません。しかし、主イエスに依り頼むなら、主は、世が与えることも奪うこともできないご自分の平和を喜んで私たちに与え、魂を守ってくださいます。主イエスの平和以上の確かな平和はありません。

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