月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年8月28日(水)

士師16章 神に用いられたサムソン

サムソンは主に祈って言った。「わたしの神なる主よ。わたしを思い起こしてください。神よ、今一度だけわたしに力を与え、ペリシテ人に対してわたしの二つの目の復讐を一気にさせてください。」(士師16:28)

 ある日、サムソンは、ペリシテの女、デリラを愛するようになりました。ペリシテ人の領主は、デリラを通して、彼の並はずれた力の秘密が彼の髪の毛にあることを知りました。サムソンは、ペリシテ人によって、髪の毛を剃られて、目をえぐられて牢屋に入れられてしまいました。ペリシテ人は、散々頭を悩ませられたサムソンを捕らえることに成功し、大いに喜びました。実はサムソンが捕らえられたのは、主が彼を離れられたことが原因でした(20節)。

 ところが、このサムソンの敗北とも思える出来事は、サムソンとイスラエルに大勝利をもたらすきっかけでした。捕らえられたサムソンの髪の毛は、再び伸び始めていました。サムソンは、神に祈り、渾身の力を振り絞って建物を破壊し、自らの命を犠牲にして、多くのペリシテ人を殺してしまいました。

 サムソンが再び並はずれた力を得たのは、彼が神から与えられた使命を軽んじた罪を心から悔い改め、再び主に立ち帰ったからです。神はいつの時代でも、心から悔い改めて神に立ち帰る者を軽んじられません。

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