月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月8日(火)

出エジプト2章 不思議な神の備え

王女が、「…わたしに代わって乳を飲ませておやり。手当てはわたしが出しますから」と言ったので、母親はその子を引き取って乳を飲ませ、その子が大きくなると、王女のもとへ連れて行った。その子はこうして、王女の子となった。(出エジプト2:9-10)

 神は、イスラエルをエジプトから救い出すための準備を進められます。

 ファラオは、生まれた男の子をナイル川に放り込むよう命じました。しかし皮肉なことに、この命令は、モーセがナイル川で王女に発見され助けられるという結果をもたらしました。

 成人したモーセは、同胞を助けようと立ち上がりましたが、失敗し、失意のうちにミディアン地方に逃れました。彼はその地で結婚し、40年にわたって羊の群れを飼う生活をします。このような経験を通して彼は、自分の意志や熱心によるのではなく、神の召しによって出エジプトの指導者として立てられました。しかもこの荒野での生活は、やがて民を率いて荒野を旅するために必要な訓練ともなりました。

 モーセがミディアンにいる間、民の叫びはエジプトで大きくなり、神に届きます。神は、民の救出を願い、モーセが真の指導者になれるように、備えておられました。

 苦難のただ中で、私たちの知らないところで、人知を超えた不思議な仕方で、神は私たちの救いのための準備を着々と進めてくださいます。

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