月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月13日(日)

箴言6章 もうひとつの知恵

怠け者よ、蟻のところに行って見よ。
その道を見て、知恵を得よ。
蟻には首領もなく、指揮官も支配者もないが
夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。(箴言6:6-8)

 箴言の著者は、蟻に目を向けています。蟻の知恵は、主なる神が創造なさった時に書き記された法則に従った忠実さにあります。蟻は、本能的にその神の知恵に従っています。

 人の心にも、主なる神は、神の御心である律法を、書き記されました。ところが、私たち人間は主なる神を拒否し、心に刻みつけられた律法に違反して罪を犯し、堕落してしまいました。その結果、神の義に励むことに怠惰となり、罪と災いの中を歩む者となってしまいました。

 箴言は、このような私たちに「戒めは灯、教えは光。懲らしめや諭しは命の道」(23節)と語りかけて、主なる神の道に立ち帰るように勧め励ましています。蟻を見ることにより、自分が生きるための勤勉さを学び、神の戒めを見るとき、神の義を行うための勤勉さを身につけることができます。

 あれほど勤勉であったカルヴァンでさえ、自らの怠惰を恥じています。御言葉が彼に悔い改めを迫ったのでしょう。真面目な性格か否かの問題ではなく、罪赦された感謝の思いから溢れ出る忠実さを祈り求めましょう。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2013 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.