月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月29日(火)

出エジプト14章 コース変更の意味

「イスラエルの人々に、引き返してミグドルと海との間のピ・ハヒロトの手前で宿営するよう命じなさい。バアル・ツェフォンの前に、それに面して、海辺に宿営するのだ。」(出エジプト14:2)

 エジプトを脱出したイスラエルの民を、神は昼には雲の柱、夜には火の柱をもって導かれました。しかし、そのコースは簡単なものではありませんでした。むしろ、神は彼らが来た道を逆戻りさせるというコースを示されました。彼らを追うエジプトの軍隊が近づいているにもかかわらず、です。

 このコース変更には二つの意味がありました。一つは、イスラエルの民は荒れ野で行く手を阻まれ立ち往生している、とファラオに思わせるためでした。もう一つは、イスラエルの民に乾いた海を渡らせるという神の驚くべき奇跡を体験させるためでした。

 私たちのそれぞれの人生でもコース変更を迫られるときがあります。せっかくここまでやってきたのに、これでは後戻りしているのではないかと思うこともあります。しかし、私たちの人生を導かれる神はこの人生の後退をも私たちを助ける機会としてくださるのです。ですから私たちにとって人生のコース変更は、後退ではなく、神が私たちを前進させてくださるためのものなのです。

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