月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年11月9日(土)

ローマ2章 すべての人は神の裁きに服すべき罪人

すべて悪を行う者には、ユダヤ人はもとよりギリシア人にも、苦しみと悩みが下り、すべて善を行う者には、ユダヤ人はもとよりギリシア人にも、栄光と誉れと平和が与えられます。(ローマ2:9-10)

 パウロは、神の律法を持たず、生けるまことの神を礼拝できない異邦人が神の怒りの下にあることを説いた後(1章18節以下)、次に、律法を与えられ、神の民とされたユダヤ人について、実は彼らもまた異邦人と同罪である、と明言します。ユダヤ人は特別啓示である律法により、生けるまことの神を知らされていますから、異邦人のような偶像礼拝をしていないと自負しています。しかし、彼ら自身にあっては、その律法の水準に合致した信仰生活を実践している訳ではありません。律法を自己流に解釈し実践しているだけで、神に真に義とされるようなものではありません。

 律法の目的は、それを持つことではなく、行う、つまり神の御旨に生かされることです。異邦人よりも豊かに神を知らされながら、その神の御旨を守り行えていないユダヤ人はもっと由々しい罪人と言わなければなりません。私たちはキリストにあって神を正しく知らされていますから、それを確信し感謝しつつ、同時に、特権に与るほど、それに悖る場合には神の不興も大きくなることを覚えて自戒しましょう。

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