月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年12月7日(土)

ローマ11章 神の慈しみにとどまる

だから、神の慈しみと厳しさを考えなさい。倒れた者たちに対しては厳しさがあり、神の慈しみにとどまるかぎり、あなたに対しては慈しみがあるのです。(ローマ11:22)

 日本にいっこうに根付かないキリスト教という宗教は、遠藤周作の言葉を借りるなら、日本という「泥沼」には合わないのではないか、という議論が繰り返されます。

 しかし、わたしはこのような考えは根本的に誤っていると思います。パウロに言わせれば、そもそもキリスト教に合う民族など一つもないのです、ユダヤ人を除いては。異邦人は皆「野生のオリーブ」なのですから(17節)。

 問題は、キリスト教という宗教に合うか合わないかではありません。イエス・キリストの福音に表された神の慈しみ、私たちを何としても救おうとしてくださる神の慈しみに対して、私たちが本当に救っていただきたいと願うかどうかです。

 たといキリスト教に合う条件が100%整っている環境であったとしても、この慈しみを拒むならば決して根付くことはないでしょう。しかし、逆に、どんなに不向きだと思われる所でも、どんなに合わないように思える人であっても、この慈しみを受け入れる心があるならば、神はしっかりと「接ぎ木」してくださる方なのです。

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