月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年12月28日(土)

ローマ16章 善にさとく、悪には疎く

あなたがたの従順は皆に知られています。だから、わたしはあなたがたのことを喜んでいます。なおその上、善にさとく、悪には疎くあることを望みます。(ローマ16:19)

 帝国の首都ローマという大都会の教会でありながら、その「従順」が皆に知られているとは、何とすばらしいことでしょう。教会の成長にとって、従順であることが何よりも大切なことだからです。

 しかし、その従順に付け込まれて騙されないようにと、パウロは「善にさとく、悪には疎く」と勧めます。逆に言えば「悪にさとく、善に疎く」なるなということです。

 人間は、悪い事にはいくらでも頭が働きます。教えなくとも、悪いことには知恵が回ります。ですからパウロは、善いこと・真実なこと・正しいことをいつも心にとめて、善のセンスを磨きなさいと勧めるのです。そうすれば、善悪の識別は自ずとできるようになるからです。

 地上の教会は外側からも内側からも、絶えざる誘惑と戦いにさらされます。その中での教会の武器は、ひたすら主に従順であること、そして善にさとくあることです。つまりは、主イエス・キリストの恵みに留まることです。そうすれば、狡猾なサタンも私たちの足の下で粉砕されるでしょう(20節)。キリストの勝利は、今や私たちのものとなったからです。

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