月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年1月7日(火)

レビ2章 穀物の献げ物

祭司はこの穀物の献げ物から一部を取り分け、しるしとして祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。(レビ2:9)

 ここには「穀物の献げ物」の規定が記されます。穀物は地の実りであると同時に民の労働の実りでもあります。この実りによって民の生活が営まれます。小麦粉は当時のイスラエルでは最上のものでした。民の働きの実り、その最上のものがささげられます。その一部はしるし(新改訳「記念の部分」)として祭壇で燃やして煙とします。これは神がささげた人を覚え、祝福してくださることを表します。神に覚えられ、ささげる側も神を覚えて生きるのです。

 献げ物に酵母と蜜を入れないのは、発酵・腐敗に関係するため、また異教と区別するためと考えられます。献げ物に添えられる塩は「神との契約の塩」(13節)と呼ばれ、神と民との契約関係を示しています。

 私たちの日々の働きの場は神の畑であり、その実りは神から与えられるものです。この恵みに感謝して初穂・最上の実りをささげて生きることが、神の契約の民としての祝福にあずかる生活です。日々の労働とその実り、そこに神の恵みを見るのです。

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