月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年1月27日(月)

レビ12章 罪の悲惨を想起する時

主はモーセに仰せになった。
イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。妊娠して男児を出産したとき、産婦は月経による汚れの日数と同じ7日間汚れている。(レビ12:1-2)

 男児を出産した女性は、出産直後の7日間とその後の33日間、計40日間「汚れている」と定められ、家の中にいるように命じられています。このような規定の結果として、産後の体力回復がはかられ、また実質的に性行為が禁止されることで、夫の性衝動からの母体の保護が配慮されています。主の深遠な慈しみを見るような思いもします。

 さらに思いを向けるべきは、エバに与えられた「はらみの苦しみ」の呪いです(創3章16節)。出産は、大きな祝福を覚えると同時に、人間が引き起こした罪の悲惨を覚える時でもあるはずです。「わたしは咎のうちに産み落とされ、母がわたしを身ごもったときも、わたしは罪のうちにあったのです」(詩51編7節)とあるように、出産は、一人の原罪を抱えた罪人の誕生の時です。

 そのような「罪人」の救いのための主イエスの死と復活を想起し、自らと子の生涯の聖別を祈って、母親が産後を心静かに過ごすことは、新約時代の今にも必要でしょう。

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