月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月15日(火)

列王上14章 悔い改めの機会

「主は、ヤロブアムが自ら犯し、またイスラエルに犯させた罪のゆえに、イスラエルを引き渡される。」(列王上14:16)

 ヤロブアムの息子アビヤが病気になりました。ヤロブアムは妻を預言者アヒヤのもとに遣わし、息子のことを尋ねさせました。その際、ヤロブアムの妻だと知られないように姿を変えて行かせました。身分を隠したのは、ヤロブアムがアヒヤを通じて語られた神の戒めを破っていることを自覚していたからでしょう。

 ヤロブアムは自分が神の戒めに逆らっていることを知りつつ、悔い改めませんでした。人間は知らずに罪を犯すこともありますが、知っていても罪を犯してしまいます。それが開き直りでもあり、罪の現実でもありました。素性を隠してでも、彼は自分の息子の回復を願いました。神に逆らっている自分ですが、なお息子に対しては神の助けを願ったのです。しかし、妻は辛い言葉を聞かなければなりませんでした。それは神の戒めを捨てたヤロブアムとその一族に対する裁きの言葉です。

 預言者の言葉は、一見厳しい裁きの言葉ですが、これは私たちが悔い改めるのを待っておられる神の言葉です。罪から離れて神に立ち帰る機会を逃してはなりません。

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