月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月27日(日)

詩編56編 恐れの中でなお依り頼む

恐れをいだくときわたしはあなたに依り頼みます。
神の御言葉を賛美します。
神に依り頼めば恐れはありません。
肉にすぎない者が
わたしに何をなしえましょう。(詩編56:4-5)

 詩人は、敵によって命が危険になるという恐れの中にあります。その恐れを心にいだいたまま、主に依り頼みます。詩人の心の中で、恐れと主への信頼がせめぎ合っているかのようです。

 カルヴァンは、この状態について、「ある人のうちで希望が真実に、かつ生き生きと支配するのは、その心が半ば恐れに抑えつけられているときである」と言います。恐れのある心の中でこそ、希望が心を支配するというのです。

 確かにこの詩は、4、5節と、11、12節で、同じような言い方で主への信頼を語ります。恐れの中で、繰り返し自分に言い聞かせているかのようです。

 特に、恐れをもたらすのは「肉にすぎない者」といい、自分が依り頼むのは「神」だと言います。「神に依り頼めば恐れはありません。人間がわたしに何をなしえましょう」(12節)。

 主イエスを信じた私たちは、なおさらこのことを確信することができます。何ものも、「主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです」(ロマ8章39節)。

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