月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月12日(月)

列王下7章 不信仰な侍従の悲劇

王の介添えをしていた侍従は神の人に答えた。「主が天に窓を造られたとしても、そんなことはなかろう。」エリシャは言った。「あなたは自分の目でそれを見る。だが、それを食べることはない。」(列王下7:2)

 北イスラエル王国の首都サマリアはアラム軍によって包囲され、籠城を強いられていました。このため著しい食糧不足に陥り、通常は食べないものが法外な値段で売られるまでになりました。人まで食べてしまったという悲劇的な事件が前の章で述べられています。

 この絶望的な状況の中で、エリシャは「あすの今頃」、何もかも解決すると伝えます。すると、王の侍従は即座にそれを否定しました。人はどこまでゆがんでしまっているのでしょうか。逆境をすぐに主のせいにするのに、救いを与える主を信じようとしません。

 アラム軍に異変が起こり、全員逃げ去ってしまったことを最初に知ったのは、町に入ることを禁じられていた病人たちでした。もう大丈夫だと知った人びとが門から飛び出して行く時に、あの侍従は踏みつけられて死んでしまいます。預言のとおりになりました。

 人は逆境を主のせいにして、反省しようとしませんが、このような時こそ本当は主に立ち帰るべき時なのです。主の解決を待ちましょう。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2014 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.