月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年6月16日(月)

ミカ1章 慟哭のような叫び

このため、わたしは悲しみの声をあげ
泣き叫び、裸、はだしで歩き回り
山犬のように悲しみの声をあげ
駝鳥のように嘆く。(ミカ1:8)

 ミカは、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの治世に生きた預言者です。南ユダ王国は、アッシリアの侵入によって、大いなる危機を迎えていました。1章は、主のその時の預言です。

 南北両王国には、神の裁きが差し迫っていました。特に、アッシリアによって、もたらされる神の怒りは、北イスラエルのヤコブのゆえでありエルサレムの咎のゆえであるとミカは語ります(5節)。北イスラエル王国の滅亡後、すぐに南ユダ王国も滅ぼされてしまうのではありません。

 南ユダ王国の滅亡は、紀元前580年頃であったので、150年ほどの猶予がありました。その間に、南ユダは悔い改めるべきでした。真の神にのみ頼るべきでした。しかし、彼らはそうはしなかったのです。慟哭のようなミカの叫びを受け止めることを、しませんでした。預言者の叫びの背後には、慟哭する神の痛みがあります。ユダの痛手はどのようにして癒やされるのでしょうか。

 大切なことは、悔い改めるべき時に悔い改めることです。御言葉を信じて、受け取り、それに従って、悔い改めることです。悔い改めの時を逃してはなりません。

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