月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年6月17日(火)

ミカ2章 回復の約束

ヤコブよ、わたしはお前たちすべてを集め
イスラエルの残りの者を呼び寄せる。
わたしは彼らを羊のように囲いの中に
群れのように、牧場に導いてひとつにする。
彼らは人々と共にざわめく。(ミカ2:12)

 この時代のユダは見せかけの繁栄に酔い、1、2節にもあるように、弱者が虐げられて、権力者が人びとの土地を奪い、家々をむさぼっていました。人間は、本来神の栄光を現す存在でなければなりません。しかし彼らは、神の栄光を現すどころか、私利私欲に走っていたのです。このような現実に、神がどうして、裁きを与えられないことがあるでしょうか。神は決して、不義をそのまま見逃されるようなお方ではありません。実際に土地は奪われ、神に背く者の手に渡されて、ユダヤの民は、打ちのめされてしまいます(4節)。

 そして、ミカは、「立て、出て行くがよい。ここは安住の地ではない。この地は汚れのゆえに滅びる」(10節)と語るのです。確かにその滅びは悲惨です。しかし、神はもう一度、イスラエルの民を、集めてくださるのです。回復させてくださるのです。これは、短期間では、バビロン捕囚からの解放で実現します。しかし、また終末の時に私たち一人一人が集められることをもまた意味しているのです。どんなに、苦しいことがあっても、主は終わりの時に、私たち一人一人を集め、守り導いてくださるのです。主に信頼して歩んでいきましょう。

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