月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月3日(木)

使徒11章 神は異邦人にも命を

この言葉を聞いて人々は静まり、「それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美した。(使徒11:18)

 ペトロのサマリア地方への福音宣教により、新しい時代の夜明けが始まります。無割礼の異邦人コルネリウスたちが、神の言葉を受け入れ、主イエスの名を信じて、洗礼を受けたのです。

 ところが、この知らせがエルサレムのユダヤ人信徒たちに伝えられたとき、ペトロの行動に対して非難の声が上がります。割礼を受けている者が、無割礼の外国人と親しく交際したのは、神の戒めに違反している、と。

 ペトロはユダヤ人信徒たちに、異邦人たちへの福音宣教の経緯と結果とを、事実を示して説明します。自分も異邦人との交際の扉を固く閉じていたこと。しかし人を分け隔てしない神が、ためらわないで異邦人と交際し、すべての人に主イエスの福音を宣べ伝えさせたこと。彼らも、信仰と聖霊の賜物を確かに受けたこと、などです。

 エルサレム教会の信徒たちは、神が異邦人にも救いの命を与えられたことを、ためらいなく確信します。同時にこの確信はユダヤ、サマリアの信徒たち、さらにはアンティオキアなどに離散した信徒たちにも、共有されていくのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2014 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.