月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月15日(火)

エレミヤ9章 神を知ることを誇れ

知恵ある者は、その知恵を誇るな。
力ある者は、その力を誇るな。
富ある者は、その富を誇るな。
むしろ、誇る者は、この事を誇るがよい
目覚めてわたしを知ることを。
わたしこそ主。(エレミヤ9:22-23)

 この言葉は、エレミヤが神の都と呼ばれたエルサレムの町、ユダの町々がバビロン軍の手によって廃墟とされるときに語ったものです。

 その時代にはそれぞれの民族が、自分の神をもっていました。戦いに勝利した民族は自分たちの神が勝利したと喜び、負けた民族は自分たちの神が負けたのだと悲しみました。ユダの人の中にもバビロン軍の手によって廃墟とされた神の都エルサレムを見て、「何故、我々の主なる神はこのようなことを我々にされたのか」(5章19節)と叫ぶ人もいました。

 神は、自分たちの神が負けたと嘆く人びとに、エレミヤの口を通して、彼らの敗北の本当の理由を告げられました。「それは、彼らに与えたわたしの教えを彼らが捨て、わたしの声に聞き従わず、それによって歩むことをしなかったからだ」(12節)と。

 けれども、それが神の最後の言葉ではありませんでした。神は、敗北の中にうずくまっている民に対して、「目覚めてわたしを知ることを。わたしこそ主」と、神を知ることを誇るように告げられたのです。神を知る機会は、いつも開かれています。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2014 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.