月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年7月21日(月)

エレミヤ12章 神に正義を訴える

正しいのは、主よ、あなたです。
それでも、わたしはあなたと争い
裁きについて論じたい。
なぜ、神に逆らう者の道は栄え
欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか。(エレミヤ12:1)

 「なぜ、神に逆らう者の道は栄え、欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか」。これはエルサレムの陥落、そして、ユダの人びとの捕囚、彼らの苦しみを目の前にしたエレミヤの神への率直な訴えでした。というのは、他の神々を信じて、神に逆らう近隣の諸民族は災いを免れて、人気がなくなったユダの町々をほしいままに略奪していたからです。そのエレミヤに神は近隣の民を抜き捨てるが、ユダの家を彼らの間から抜き取り、再び彼らを憐み、その土地に帰らせると約束されました(14、15節)。

 神を信じて生きる私たちもまたこの世を見渡すときに、神に同じ質問、訴えをしたくなることがあります。しかし、神を信じて生きる人と神に逆らう人との間には決定的な違いがあります。神を信じる人は神の恵みの中に生かされ、死にも希望が与えられます。他方、神に逆らう人は神の恵みの外で生き、そして死にいくだけです。ですから、私たちはこの世での一時的な状況に基づいて物事を判断してはなりません。私たちは将来を、永遠を見、いまの状況を見る必要があるのです。

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