月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月12日(火)

エレミヤ24章 背いた者になお目を留める主

一つの籠には、初なりのいちじくのような、非常に良いいちじくがあり、もう一つの籠には、非常に悪くて食べられないいちじくが入っていた。(エレミヤ24:2)

 主はエレミヤに幻を見せられました。二つの籠に盛られたいちじくです。いちじくの栽培には、多くの手間がかかります。一つの籠に盛られているのは、農夫が手をかけて大切に育てたことがよくわかる「非常に良いいちじく」でした。もう一つの籠に盛られたいちじくは、放っておかれ、手入れされなかったために、食べられないほど悪い状態になっています。

 主は、バビロンに連れ去られた民をこの良いいちじくのように見なしてくださいます。主が「彼らに目を留めて恵みを与え」、手をかけて育てて、「わたしが主であることを知る心を彼らに与える」と約束してくださいます(6、7節)。他方、エルサレムに残された者やエジプトに移った者たちは、悪いいちじくのように辱めを受けることになります。果たして、それほど違う取り扱いを受けるだけの理由があるでしょうか。

 私たちが救われるのは、ただ恵みによります。ただ主の憐れみのゆえに、主は、背き続けた私たちに目を留めて恵みを与え、「真心をもってわたしのもとに帰って来る」者にしてくださるのです(7節)。

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